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1872.8.12

お祭りも、静けさにまけて、蛍が驚いて、光ってる。


年に数日の、人間のお祭りだから、ごめんね
ぼくも、楽しんじゃった。

いつも寝てばっかりだけど、花火の音が大きくて、おきた。
驚く声援と、夏の切ないきもちで、すすり泣くこどもの声も聞こえる。

ぱちぱち、しゃわしゃわ。


きこえる、たくさんの楽しそうな声。

夜は気を付けてかえろうね。 寂しい気持ちは海に投げちゃって
朝が、楽しい日とてをつないでくるから。

1872.8.12
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